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クローン病の現状

クローン病とその症状

監修: 北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター長  日比 紀文 先生
慶應義塾大学 消化器内科 講師  長沼 誠 先生

1. 病変

クローン病は、消化管に炎症・潰瘍(粘膜に傷がつき欠けること)が起こる病気ですが、口腔から肛門にいたるどの場所でも発症する可能性があります。しかし、もっとも好発する場所は回腸の末端で、炎症・潰瘍が飛び飛びにできることが特徴です。 (図A-3-1)

図A-3-1 クローン病の病変
図A-3-1 クローン病の病変
図A-3-2 クローン病の内視鏡像
アフタ
武藤徹一郎ほか編、炎症性腸疾患、2001年、医学書院より
アフタ 腸の粘膜にできた口内炎のような浅い潰瘍(びらん)で、クローン病の初期に多くみられます。クローン病ではアフタが縦列に多発します。
不整形潰瘍
朝倉均ほか編、炎症性腸疾患の臨床、改訂第2版、2001年、日本メディカルセンターより
不整形潰瘍 潰瘍の形の方向性がなく、丸型・線型などのように形が整っていないものです。
縦走潰瘍
武藤徹一郎ほか編、炎症性腸疾患、2001年、医学書院より
縦走潰瘍 腸の長軸(縦)方向にできた縦長の潰瘍です。縦列したアフタが縦走潰瘍にあたります。また、潰瘍が大きくなると縦走潰瘍になることもあります。
敷石像
朝倉均ほか編、炎症性腸疾患の臨床、改訂第2版、2001年、日本メディカルセンターより
敷石像 縦横に走る潰瘍や、潰瘍によって囲まれた腸の粘膜がもり上がり、丸い石を敷き詰めた様に見える状態です。